第12章 それはウ〇コです


その男は突如帰ってきた。
以前にあったYoutubeの動画を削除し、それっきりいなくなり、逢いたくて探し続け、待ち続け、結局は「彼はもう去ったようだ」と諦めてしまったその男が突如この画像をフォーラムに貼り付けたのである。



その男の名は、Dchaps。
最早自分にとっては伝説の英雄のような人物です。

いた!!いなくなったと思っていた人が帰ってきた!!

彼は、このツールやこのツールを作り、かつ様々なチャレンジをして少なくとも私を楽しませてくれる人です。

その豊富な知識と技術を駆使し、StuntmanSnake氏やMr.Creamy氏と同様にOBSRVのフォーラムやYoutubeの動画で様々な実験動画や見たこともないような画像をアップロードしていた人物です。

他の人から見たら私も同様な事をしている人と思われているでしょうが、まったく違います。
私は彼らの真似をして、その技術をある意味盗んだだけです。
本質的には、これらのことを単独できる知識も技術もありません。
このサイトのURLは http://obsrvfun.nusutto.jp ですが、この"nusutto"は「盗人」という意味です。つまり泥棒です。
そんな意味を込めて決めたURLなのです。

私は、逢いたくて話したくて教えてもらいたかった人をついに見つけたのです。
そしてすかさず、こんな内容のプライベートメッセージを送りました

こんにちわ。今日あなたが書き込んだフォーラムを見て急いでメッセージを送ました。
私はあなたをずっと捜していました。
あなたに教えてもらいたいことがあったからです。
しかし、あなたは長い間現れず、私はあきらめていました。
私は、Youtubeにこのようなチャンネルを持っています。
そして私はアウトブレイクのカスタマイズをチャレンジしてきました。
私は最後で最大のチャレンジをしていました。それはあなたがやったようなカメラアングルを変更することです。
しかし、私はその技術が理解できず、StuntmanSnake氏にあなたが作ったツールをもらいました。
それは驚くべきものでした。
おかけで私はこのようなことができるようになりました。
あなたに感謝をしています。また勝手にあなたのツールを使わせてもらいましたが、どうかそれを許してください。

このようなメッセージでした。
そしたら彼から返事がきました。

「私はあなたを知っています。あなたの動画はすべて見ています。
本当に面白い動画です。
私は仕事でスキルアップのために長い間留守にしていました。
クリスマスシーズンになったので帰ってきました。
あなたがStuntmanからもらったそのツールはとても古いものです。
今はもっとすごいことができます。
それに比べてあなたが持っているツールは「ウ〇コです」。
あなたに新しいツールをあげます。」

ウ〇コ?え??

たしかに彼はそう言いました。どうゆう意味だろ???

意味がわからないが、とにかくDiscordを使い、彼から新しいツールをもらい受けました。
そして使用方法のレクチャーを受けました。
それはとてつもないものでした。

起動画面
このツールの起動画面。
左記のイメージは、アウトブレイクの初期のころの開発中のゲーム画面である。
このようなイメージを使うとは憎い演出である。
RDTファイルタブ
RDTタブを選択すると表示される画面。
ビュー画面があり、「_CAM」のINDEXや「_FOG」を選択し、メモリビューを表示するすると下記のカメラ設定の別ウィンドウが表示される。
メモリビュー子ウィンドウ
_CAMのメモリビュー _FOGのメモリビュー
カメラINDEX毎にX1,Y1,H1,X2,Y2,H2,焦点X,Y,Hなどを実際にゲーム画面を見ながら直接メモリを変更してすぐに確認ができる。 カメラINDEX毎に部屋全体の明るさなどを変更できる。
実際にゲーム画面を見ながら直接メモリを変更してすぐに確認ができる。

なるほど、旧バージョンに比べて雲泥の差である。
というか完全に別物である。
だからウンコか…

他にも色々とできるようであるが、あまりにもすご過ぎてすぐに理解ができません。
研究してみないと…

こうしてDchaps氏とメッセージを交換し、様々な話を長い時間話し合いました。なんと3時間くらい話し込んだようです。
それは自分にとって有意義な時間でした。

私は、自分のためではなく、もしかして新しいアウトブレイクを作れるかもしれない。それを他の人が使ってくれれば、新しい遊びができるかもしれないし、喜んでくれるかもしれない。だからこのようなものの作り方を研究し、その方法をまとめ、日本人向けであるが、私のサイトで公開しているのだと説明しました。

「しかし、日本人は真面目な人たちが多く、オリジナルを愛しています。
私がこのようなものを作ったしても、彼らは理解せず無関心です。恐らく私が新しいカメラワークをするMODを作ったとしても、誰も使わないでしょう。私はそれが悲しいです。」

と伝えたところ彼も似たような気持ちがあるみたいで

「わかります。無知な人はそれに無関心です。」

「それはStuntmanSnake氏も同じ気持ちを抱いているのでしょうか?」
「そうだと思います」

と答えてきました。私はその言葉で救われました。少し気持ちが楽になったのです。

色々と納得ができた。恐らく彼らも似たような感情抱きつつ、ある意味孤独感を味わいながら、それでも様々なチャレンジをしているのだろう…と…。
そしてそれをOBSRVのフォーラムやYoutubeでプレイヤー達に見せるのは、無償のサービス精神からである。単に観た人が喜んでくれることを嬉しいからそのようなことをしているのであることがよくわかる。

StuntmanSnake氏が作ろうとしているニューバージョンのULTIMATE MOD PACKのリリースが、どうやらかなり遅れているようです。
もしかして、そのあたりに事情があるのかもしれないと納得できた。

と同時に、それに対して理解している人があまりにも少なく、ほぼ無関心の人が多いことを知っている彼は、きっと孤独感や寂しさ抱いているだろうと…

「貴方が帰ってきてくれたことをうれしく思ってます。Stuntman氏も喜ぶでしょう。彼も寂しかったと思います。新しいツールを彼にもあげると喜ぶと思います」

「今朝Stuntmanと話した。彼にもツールをあげたよ。」

さすが…としか言いようが…


次章に続く