アウトブレイクのDVDの吸出し




PS2エミュレーターでアウトブレイクのゲームをする場合、アウトブレイクのゲームDISC(DVD)が必要です。
ゲームDISCを持っていない場合は、中古ショップかヤフーオークションなどで購入してください。
おおよそですが、アウトブレイクのFile1,FILE2は、500円〜1000円程度で購入できると思います。

PS2エミュレーターでアウトブレイクを遊ぶには、二つの起動方法があります。

方法1:PCにDISCを挿入してDVD-Rドライブから読も込む方法(カスタマイズプレイは不可)
方法2:HDD上にDISCイメージを吸出し、HDD上から読み込む方法(カスタマイズブレイが可能)


必ずしもDISCをイメージに吸い出す必要はありません。
PCのDVD DRIVEから直接読み込む方式でゲームを起動すれば、DISCの吸出しは必要ないです。
下記の示すように英語版を楽しみたい場合や、アウトブレイクのカスタマイズで示す内容のアウトブレイクのカスタマイズをした場合は、DVDの吸い出しをしてイメージファイルの修正(パッチ)が必要です。

PS2エミュを使う場合でDISCイメージに吸い出した場合、「BGMを変える」「音声を変える」「テクスチャを変える」「キャラクターの見た目を変える」などのカスタマイズプレイをしたり、英語版も楽しめます。

通常は日本語版を使うといいですが、たまには英語版を使ってみるのも良いかもしれません。
やる場合は、自己責任で行ってください。

以降の説明は、方法2でカスタマイズを可能にしたい場合のDISCイメージ吸出しについて示しています。
方法1を使用する場合は、特にこの作業は必要ありません。読み飛ばしてもらってOKです。

1.
手順と概要

フリーソフトでDVDファイルをハードディスク上にイメージファイルとして吸出しをするソフトウェアを入手する必要があります。
アウトブレイクのDISCは、File1とFile2共にDVDです。(CDではありません)
従って、DVDが読み込めるPC環境が必要です。

吸い出して出来るファイルは、デフォルトは以下の2つのファイルです。

DISCIMAGE.ISO
DISCIMAGE.MDS (※不要です。削除してOK)


このISOファイルをオリジナルファイルとして残すと良いです。
また、FILE1かFILE2なのかがわかるようにリネームすると良いです。
例えば、以下のようにリネームすると良いでしょう。

DISCIMAGE.ISO → OBFILE1_ORG.ISO

吸い出したファイルをオリジナルとして残し、そのオリジナルファイルを2つにコピーして英語版と日本語版用にリネームすると良いです。(表2のようにオリジナルと英語版と日本語版の3つのファイルを用意します)
コピーしたファイルにパッチを当てる必要があります。バッチは2種類あります。

表1

概要
バッチ名
バッチの機能
入手先
日本語用のパッチ
DNAS Patcher
DNASチェックをスキップさせる機能のみのパッチです。
英語には翻訳されません。
OUTBREAK FILE 1 & 2 ULTIMATEMODPACK含まれます。
英語版用のパッチ
Delta Patcher
このバッチは日本のDISCを英語メッセージに置き換えるのと同時にDNASのスキップも含まれます。

表2
ファイル名例
オリジナル版
BACK UPとして残します
ONLINEはできません
日本語版
ONLINEができます
英語版
ONLINEができます
お好みで使いましょう
FILE1
 OBFILE1_ORG.ISO   OBFILE1_JAP.ISO   OBFILE1_ENG.ISO 
FILE2
 OBFILE2_ORG.ISO   OBFILE2_JAP.ISO   OBFILE2_ENG.ISO 

※拡張子MDSのファイルは不要です。削除して問題ありません。

2.
DISCの吸出しソフトの入手

フリーソフトなどでDVDをPC上にDISCイメージに吸い出すソフトが必要です。
お勧めは、DVD Decrypterというフリーソフトですが、これは開発終了となっており、すでに開発元のサイトはなくなっていますがダウンロードは可能です。
また日本語化できるパッチ公開されています。
使い方は簡単ですので、これを使用することをお勧めします。
DVD Decrypterをここからダウンロードします。

以下にダウンロード手順とインストールと日本語化を説明します。
Download Nowをクリックすると自動的に
ダウンロード開始されます
開始されない場合は、click here
ダウンロードしてください
ダウンロードしたSetupDVDDecrypter_3.5.4.0.exeを実行してインストールします。
「Run DVD Decrypter」のCheck boxを
外したほうがいいです。
DVD Decrypterが起動してしまいます。

DVD Decrypterを日本語化するバッチプログラムを日本語化工房さんの

DVD Decrypterからddec3540_jp.zipファイルをダウンロードします。
(ZIPファイルを解凍するソフトウェアが必要です)

解凍してできたddec3540_jp.exeを実行します。

DVD Decrypterをインストールしたフォルダを
指定します。

このメッセージが出るようだったら
「はい」でいいです。

「閉じる」で終了させます。

 
3.
アウトブレイクFILE1とFILE2のDISCの吸い出し

インストールしたDVD Decrypterを起動します。
起動時にCDのDISCが入っている場合など次のような警告メッセージがでます。
とりあえず、CDやDVDのDISCは取り出しておくといいです。


DVDのDISCをセットしていない時の起動画面


モードをISOの読み込みモードにします。


FILE1またはFILE2のDISCをセットします。
DISCを認識すると次のような画面になります。


出力先のドライブとフォルダとファイル名を指定することができます。
デフォルトがDISCIMAGE.ISOなので、FILE1とFILE2の区別がつくようにと、あとパッチを当てる前のオリジナルのDISCイメージであることがわかるように

FILE1をOBFILE1_ORG.ISO
FILE2をOBFILE2_ORG.ISO

といった感じで名前を変えておきましょう。

DVDからHDDにDISC吸出しを開始します。


吸出しに環境にもよりますが10分〜15分くらいはかかると思います。


下記のようにメッセージがでたら完了です。


DISCを取り出して終了します。

FILE1とFILE2を吸い出しましょう。
また、オリジナルを日本語版と英語版にコピーをして区別できるように名前を変えておきましょう。
吸い出させれるイメージファイル一つ4.37GByteあります。


ファイル名例
オリジナル版
BACK UPとして残します
ONLINEはできません
日本語版
ONLINEができます
英語版
ONLINEができます
お好みで使いましょう
FILE1
 OBFILE1_ORG.ISO   OBFILE1_JAP.ISO   OBFILE1_ENG.ISO 
FILE2
 OBFILE2_ORG.ISO   OBFILE2_JAP.ISO   OBFILE2_ENG.ISO 

※拡張子MDSのファイルは不要です。削除して問題ありません。



次は吸い出したイメージファイルにパッチを当てます。