俺のPCでPS2エミュて動くの?
と疑問に思う方がいらっしゃるかと思います。
答えは「さぁね…動くといいね…」(鼻をほじりながら)としか言いようがありません。
結論から言うと、動くかどうかは、あなたの努力次第と言えます。
動かしてみて、動かない場合は、動くようにしてあげれば良いのてす。
こんな考えはどうでしょう。
・動かなければ、動くものに買い替えてしまえ!ホトトギス。(信長風)
・動かなければ、動くようにしてしまえ!ホトトギス。(秀吉風)
です。(この場合は、動くまで待とうの家康はだめですねw)
で、それで終わってしまうと話が進まないので、どうゆうPCが良いのか(ふさわしいか)。
あるいは、どうゆうPCはだめなのか(動かないかも)。
ダメな場合、どうしたら動くようになるのか?
をある程度まとめておこうかと思います。
PS2エミュレータで受けれる最大の恩恵について PS2エミュレーター(PCSX2)を使用して受けれる恩恵は、やはり画質の良さです。
これは正規のPlayStation2では得ることはできないことです。
圧倒的な画質の良さでアウトブレイクを楽しめます。
逆にこの恩恵を受けられないPCの場合は、エミュレータを導入してもあまり意味がないといえます。(なにしろ面倒だからです)
正規PS2とエミュレータの画質の違いについては、どちらを選びますか?で現していますので見比べてみてください。
正規PS2の画質と、エミュレータで実現できる画質の差は、ハードの差と言ってもいいです。
PlayStation2が世の中に出たのは、2000年3月です。今から年前の物です。
そして、当時最高のゲーム機のハードです。恐らく当時のパソコンでは、PlayStation2レベルのゲームグラフィックスを楽しめることは一般的なPCでは、難しかったと思います。できたとしても当時相当なハイレベルな(高額な)PCが必要となっていたと思います。
しかし、それから年経過した今現在は、一般的なPCでも当時のPlayStation2のレベルなどとっくの昔に凌駕していると思います。
ただし、それを実現するためにも、ハード的な条件が揃っていないと無理かもしれません。
少なくともPlayStation2実機に比べて2倍の精度のハードウェア描画を実現できないと、エミュレータを導入する意味はあまりないです。
下記画像は、一見同じように見えますが、
クリックして拡大してみるとその違いがよくわかると思います
|
ハードウェア描画(1倍精度)
PlayStation2実機と同じ描画精度
512×448サイズで描画されているものを
FullHDサイズにリサイズして表示している
|
ハードウェア描画(2倍精度)
PlayStation2実機より2倍の高精度である。
つまり1024×896サイズで描画し、
それをFullHDサイズにリサイズしている
このくらいの精度を実現できないと
エミュレータを導入してもあまり意味がない
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二人の顔に注目(PlayStation2の実機の画質) |
PlayStation2実機より2倍の高精度の画質 |
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PS2エミュレータ(PCSX2)では、これよりも高精度なハードウェア描画が可能です。
(1倍、2倍、3倍、4倍、6倍、8倍の指定と、カスタム指定か可能です)
ハードウェア描画は、ハードの機能を使用して描画します。
このハードの機能が低いと、2倍またはそれ以上の高精度な描画にしても、ゲーム自体のスピードが遅くなってしまいます。
従って、少なくとも2倍の描画を実現できるハード環境がないとPS2エミュレータを導入しても、あまり意味が
ないということです。 |
FULL HDサイズ(1920x1080)ならば、通常の3倍(シャア専用)でなくってOKす。 あなたのディスプレイは、どのくらいの解像度ですか?
現状PCのスタンダートな解像度は、FULL HDサイズ(1920x1080)です。
たぶんこれが今現在一般的な売れ筋のモニターの解像度だと思います。
これよりも高い解像度(2K,4Kなど)もありますし、低い解像度もあります。
出回っているPC用の解像度は、だいたいこんな感じでしょうか。
通称 |
画素数 |
画面比率 |
SVGA |
800x600 |
4:3 |
XGA |
1024x768 |
4:3 |
XGA+ |
1152x864 |
4:3 |
UWSVGA |
1280x600 |
32:15 |
HDTV |
1280x720 |
16:9 |
WXGA |
1280x768 |
15:9 |
WXGA |
1280x800 |
16:10 |
Quad-VGA |
1280x960 |
4:3 |
SXGA |
1280x1024 |
5:4 |
フルワイドXGA |
1360x768 |
16:9 |
SXGA+ |
1400x1050 |
4:3 |
WXGA+ |
1440x900 |
16:10 |
WSXGA |
1600x1024 |
25:16 |
WSXGA+ |
1680x1050 |
16:10 |
FullHD(1080i、1080p) |
1920x1080 |
16:9 |
2K |
2048x1080 |
17:9 |
4K UHDTV |
3820x2160 |
16:9 |
4xフルHD (2160i、2160p) |
3840x2160 |
16:9 |
4K |
4096x2160 |
17:9 |
アウトブレイクは、古いゲームです。テレビはブラウン管時代で、主に4:3形式のNTSCの形式が主流でした。
ゲーム自体の解像度は、512×448です。
上記の説明で、少なくとも2倍の描画を実現できるハード環境がないとPS2エミュレータを導入してもあまり意味がないと説明しましたが、ハードウェア描画で、3倍、4倍、6倍、8倍なのですが、4倍とか6倍とか8倍の指定をしても、スピードが落ちないほどのハード機能は、少なくともバイオハザードアウトブレイクには必要ありません。
3倍描画が可能ならば、それで十分ではないかと思います
また、もしあなたが4Kの解像度のディスプレイを持っていなければ、3倍描画を満たす必要はありません。
なぜならカスタム設定で解像度を指定することができるからです。
今一般的なディスプレイは、FullHDサイズです。(1920x1080)。
4Kのディスプレイをを使用しない限りは、3倍描画にする必要はないといえます。
PlayStation2実機でのアウトブレイクのゲーム画面の描画サイズは、横512 縦448ピクセルのサイズです。
これが2倍精度ですと、横1024 縦896となります。
3倍精度ですと、横1536 縦1344です。
つまり、3倍描画にしてしまうと、縦1080を飛び出して縦1344となってしまいます。結局は、縦1080に収まるように縮小して表示されてしまうわけです。
つまり、使用しているディスプレイがFullHDサイズならば、3倍〜8倍にしても意味がないてことです。
では、どうすればよいのかというと、カスタム指定をすれはよいわけです。
(恐らくその設定のほうが、より効率的です)
下記は、カスタム指定で縦1080を基準に横幅を1234に指定した設定です。
アウトブレイクの画面サイズは、横512 縦448です。
そして、この1234は、(縦1080÷縦448)x横512=1234で求めてあります。つまり通常の2.41倍です。
PS2エミュレータで推奨の条件について PS2エミュレータ(PCSX2)で求められている(推奨している)機能の組み合わせは、下記です。

これは、このくらいの機能を持っていれば、だいたいは動きますよ。
と言っていることで必ずしも絶対に満たさないといけない条件ではありません。
PCの形状も意外に大切かもよ まず、意外かもしれないが、大切なのはPCの形状(外観)もかなり重要です。
PCの形状が悪いと、上記条件を満たさない場合や、実際に動かない場合や、動いても思うようなパフォーマンスを出せない場合、対処できる方法の幅が狭まってしまいます。
今のPCは、メーカーの表現がまちまちです混乱しやすいのですが、だいたい大まかに下記のような感じで分類されるかと思います。
形状 |
独断と偏見のあるテキトーな説明 |
ノート型
(モバイル型)
|
ノート型(モバイル型)も何系統かあると思いますが、ビジネス用途に使う(例えば会社とか取引先に持ち込んだり、家に持ち帰ったりする感じ)の見た目はあまりおしゃれな感じがしないノートPCと。
どちらかっていうと、オサレーなカフェでコーシー飲みながら、ネットサーフィンしたりブログを読み書きしたりして、「俺ってできる奴だろ?」感を醸し出している人が、好んで使うちょっとおしゃれな外観のノートPCがあるかと思います。

→残念ながら不適切なPCです。 |
オサレーな感じの
ディスプレイ
一体型PC
|
大型電気店などでよく見かけるタイプ。
ディスプレイと本体が一体となっていって薄型が多く、キーボート折りたたんでしまえたり、隠せたりする感じのオシャレなPC。
ディスプレイとPCが一体型になっているので、タブレットPCとして持ち運べたりするタイプも多い。
パソコンのことがよくわからない人や、女性が好んで使いそう。作ったお料理や食べた料理、ペットの犬の写真を毎日ブログにUPしないと気がすまないブロガーなどが、お家でオサレーな感じを醸し出しているつもりの部屋やリビングで使用してそうな感じのPC。
 
PC買いにお店に行った時に、予算と見てくれ良さと店員さんのアドバイスに折り合いが取れた時に購入してしまいがち。
見た目重視なので4〜5年したらただのガラクタになっているかも?
→残念ながら恐らく不適切なPCです。 |
薄型(小型)の
本体と
ディスプレイか
分離しているPC
|
だいたい会社とか家とかでビジネス系や事務系のお仕事(OFFICEとか)を使用するタイプが好むんで使いそう。
廉価なローエンドPCでコストパフォーマンスに優れているといえば聞こえがいいか、見た目のオシャレ感は低く、中身も必要なものだけはじめからインストールされているのを通販サイト(選択して)注文することが多い感じ。
だいたい小型または薄型で、省エネで省スペースで机に置いても邪魔にならないことを重視している。

これらを購入する人は、会社で使っているPCと同じ感じのPC買ってしまう人が多いと思う。
いわゆる低コストで省スペース重視で、中身も必要最小限のものを選んでしまい、PCには余計な機能を載せたりしない感じです。
はじめはサクサク動いていることに満足しているが、次第にあれもしたいこれもしたいと欲がでてきて、後から色々ソフトをインストールしたりしているうちに、だんだん重くなったりして、メモリを増やそうとか、CPU乗せ換えてみようかとか、HDDを増設したいなどと思っても拡張性が低くかったりして、もはや新しいCPUがマザーボートにあわなかったりしがちになる。
結局3〜4年使ったら、新しく同じような形式のPCに丸ごと買い替える可能性はかなり高い。
安かろう高かろうて感じ。
→残念ながら不適切なPCかもしれません。 |
タワー型本体
と
ディスプレイが
分離しているPC
|
パソコンが好きな人が選ぶタイプ。
どーんと見た目は無駄に?本体がでかいのが特徴。

拡張性が高いので様々な機器を載せたりする。
通常このタイプのPCは、大型電気量販店などにおいていない。
アキバなどの自作パーツがおいてあるショップでカスタマイズして購入するか、または、通販サイトでパーツをひとつひとつ吟味して購入して組み立てることが多い。
新しいCPUにしたりメモリ増やしたりグラフィックボードを載せたりして、PC自作派が好むタイプである。
自作で自分の好きなようにカスタマイズするので、メーカーが出しているPCよりも安上がりと思い込んでしまいがちだが、実は概ね高機能になりすぎて、なんだかんだと大変高価なものになってしまいがちである。
このタイプのPCを購入する人は、外観(ボディ)はそのままで、数カ月単位で中身がどんどんアップグレードしてしまいがちになる。
結局はお金をつぎ込んでしまっているが、それを苦とせず喜びを感じてしまうタイプが使う。
PCの外観などはそれほど気にせずむしろ内部に意味もなく?ピカピカ光るイルミネーションに凝ったりする感じかも?(水冷式の冷却システムを使うと中身がこんな感じになります)

→このPCが正解です。 |
さて…あなたのお持ちのPCは、どのような形状でじょうか。
そして、そのPCでPCSX2は動くでしょうか。
答えは…どれでも動くかもしれないし、動かないかもしれないということです。
問題は、動かない場合や満足のいく動作をしない時に、どのタイプのPCの形状ならば対処しやすいかです。
つまり、拡張性が高いPCであることがとても大切なわけです。
その拡張性を考えた場合
ノートPC ×
オサレーなPC ×
廉価な小型PC △
大型なタワー型PC 〇
てことになります。
重要なパーツのCPUについて PCSX2は、PS2をエミュレートするソフトウェアです。PlayStation2は、ゲーム機です。
つまり、PCでPCSX2を動かすには、そのPCがゲーム機にふさわしい機能を持っているかが重要となります。
さらに、バイオハザードアウトブレイクは、3DCGゲームです。
この3DCG処理が得意なPCでないとキツイわけです。
つまりグラフィック機能が高いPCが良いわけです。
そして、PCを構成するパーツにおいてある意味もっとも大切なものはCPUです。
これが古いCPUであったり、性能が低いCPUであったり、お店の人に騙されて?安めのPCを買ってしまった場合は、ゲーム機として十分なパフォーマンスを発揮できないかもしれません。
このCPUが新しく、高性能・高価格だとたぶん安心です。
古い場合や低性能な場合、廉価な場合は、またはすでに生産終了しているものはかなり不安です。
2016年現在の主要PCのCPU |
メーカー |
状態
2016年現在
|
高価格で高性能 |
以前の高性能型
および廉価型
|
低価格・低性能型
および旧型
|
3Dゲームに
向いている
|
3Dゲームに
あまり向いていない
|
3Dゲームに
向いていない
|
Intel社 |
生産中 |
Core i7
Core i5
|
Core i3 |
Pentium(DualCore)
Celeron
|
生産終了 |
- |
Core 2 Quad |
Pentium 4 |
AMD社 |
生産中 |
AMD FX |
AMD A10
AMD A8
|
AMD A6
AMD A4
Athlon
Sempron |
生産終了 |
Phenom II
Phenom
|
Athlon II |
- |
一般のPC用のCPUは、現在2社のメーカーが出しています。
Intel社 |
インテル入ってる?で有名なメーカー。(このフレーズはもう古いか)
一般的なPCは、ほぼIntel社製のCPUではないでしょうか。
とにかく、今のPCがIntel Core i7またはi5ならば、安心。
i3でもいいですが、CeleronやPemtum(Deaul Core)などの廉価CPUは、厳しいかもです。
また、これから購入を考えている場合は、無理してでも高機能なCore i7がいいです。 |
AMD社 |
今はIntelに大きく負けている感じのメーカーですが、ひと昔前は、Intel社よりコスト面や性能面で勝ってた時期もあったらしい。
どちらかっていうとマニアックな感じで、PCに詳しい人がIntelなんて嫌いだ!
AMDのほうがイイ!ていう人もいるらしい。
ウチのサイトを読んでいるようなレベルの知識の人の方が、もし新規にPCを購入する場合は、AMD社製CPUはやめておくべきかと思います。 |
GPUて何? それって俺のPCについているの? PS2エミュレータ(PCSX2)が推奨条件が下記です。

このGPU 8800GT以上てなんのことでしょう?
まずGPUとはなんでしょうてことで、どこかのIT関係の辞書から説明を引っ張ってきました。
GPUとは、3Dグラフィックスの表示に必要な計算処理を行う半導体チップ。従来3Dグラフィックスアクセラレータと呼ばれていたチップの発展形で、3Dグラフィックスアクセラレータと比べて担当する処理が多くなっている。3Dグラフィックスアクセラレータはテクスチャの張り込みなど、最終的なレンダリング処理のみを担当していたが、GPUはレンダリングの前処理にあたる、3D座標から2D座標への座標変換なども担当し、CPUの処理量を減らすことができる。GPUが担当する処理の内容はしだいに増える傾向にあり、プログラマが独自に作成した特殊効果用のフィルタを使えるようになるなど、プログラマが自由に使用できる機能が特に増えつつある。このように、最近のビデオチップは単なるハードウェアレベルのアクセラレータから、DSP的な性格を持つプロセッサに変貌しつつあり、そのことを表現するための言葉として出現したのがGPUである。なお、GPUの思想をさらに推し進め、コンピュータのグラフィックス処理をすべてビデオチップが担当するという設計思想で開発されたビデオチップもあり、これは「VPU」(Visual Processing Unit)と呼ばれている。 こんな難しい説明されてもねぇ(;^_^A
もうちょいかいつまんで説明ないのか…3行くらいで…誰でも(僕にも)わかりやすく表記されているものはないかなぁなんて思って探してみたら、こんな文が見つかりました。
パソコンの頭脳といえばCPU(Central Processing Unit/中央演算処理装置)ですが、これは汎用的な頭脳です。
一方、相方の頭脳としてGPU(Graphics Processing Unit/画像処理装置)が存在します。
このGPUは画像処理を専門とした頭脳であり、例えるなら「GPU=美術スタッフ、CPU=管理職・営業職」って感じです。
GPUはCPUよりも「単純かつ膨大な量のデータ」を短時間で処理する能力に長けています
おお、なんかわかるかも!
つまり…つまり…えーと…うーんと…まぁわかったような気がする!! (苦笑)
で…GPUはわかった(ことにしよう)。けども、今度は8800GTてなんだろ?て疑問にぶつかるわけです。
「8800GT以上」まるで車の車種みたいな感じですが、なんかの単位でしょうか? GPUとやらの種類?
スピード? 処理能力を示すなにか?
て疑問が浮かぶわけです。
8800GT てなんじゃ? それって俺のPCについているの? 8800GT てなんでしょう。わからない場合は、グーグル先生です。
まずは外観でこんな感じ

そこで8800GTとやらを調べてみると…こんなページにぶつかりました。
http://www.4gamer.net/games/033/G003314/20071029005/ (読んでもさっぱりわからないw)
でもおぼろげに8800GT とは、どうやらグラフィックボード(カード)とやらに搭載されているGPUのシリーズ名とのことらしい。
そして、記事内容をよく見ると…

2007年10月29日とあります。
今から年前のことであり、つまり8800 GTは、結構昔の話であることがわかりました。
そして、この8800GTが搭載されたグラフィックボードが当時最新だったGeForce 8800GTだということがわかりました。
つまり、PCSX2で推奨しているGPUの機能は、2007年10月当時に最新であったものを基準にしているわけであり、それから年経過した今現在は、GPUはもっともっと進歩しているはずです。(実際にものすごい進歩しています)
グラフィック機能てなに? グラボ?グラカ? それって俺のPCについているの? と思う人もいるでしょう。
このことについてわからない場合は、たぶんあなたのPCには拡張グラフィックボード(グラボやグラカと略される)ものは搭載されていません。
そもそも、パソコンを大型量販店などで購入した場合、通常はこのグラボは搭載されていないものです。
なぜなら、これらを載せたものにしてしまうと、どーんと価格が高くなり、一般的には買いづらいものになるからです。
もしかしてあなたはお金持ちで、パソコンに詳しくなくって、いい店員さん(あるいは悪い店員さん)に勧められて(あるいは騙されて)、当時最高にいいパソコン(高額なパソコン)を買った(買わされた)のならば、もしかして搭載されているかもしれません。
また、グラボが必要なユーザは、主としてPCで3Dゲームを楽しみたい人や3DCG,CADなどの高度で高精度な映像を作成したい人など、ヘビーなユーザが求めるものです。
つまり、一般的なユーザ(Youtube見たり、ブログ書いたり見たりする程度)の人は、それらを必要とするほどではないのです。
また上記で説明したようなノート型やおしゃれなインテリア系のPCには、それを搭載できるスペースそのものや拡張できるスロットそのものが存在しないことが多いです。(ほぼ存在しません)
だからこそ、外観を小型化・軽量化したり、おしゃれ化することができるのです。
また拡張グラフィックボードは、電力を多く必要とします。
小型のPCには、小型用の電源(電力)しか搭載されていないので、グラフィックボードを搭載できたとしても電力が足りない(電源を大きくする必要がある)場合があり、小型のPCではスペースが足りずにそれができない場合が多いわけです。
搭載できたとしても、電力供給が少ないPCでは、それに対応した(電力消費が少ない)グラフィックボードでないとダメです。てないとPCが壊れてしまいます。
なお、電力消費が少ないグラフィックボード=低機能と考えてもらってよいです。
また、拡張グラフィックボードを取り付けると、その分電力を消費します。
電力を消費する=発熱すると考えてもらって良いです。
PCにとって熱は大敵であり、この発熱を抑えるため、冷却(放熱)が必要となります。
冷却(放熱)をするには、空冷(ファン)を増設したり水冷システムにしたりします。
また放熱をするためには、パソコン内部に空間がないと苦しいです。
この為、パソコン内部に大きなスペースが必要となったりします。
量販店などで売っている一般的なPCには「内蔵グラフィック」などと呼ばれるグラフィック機能が搭載されています。
なぜならこの機能がないとディスプレイに表示ができないからです。
通常PCで、インターネットしたり(Youtube見たり)、OFFICE使ったり、ちょっとした画像加工や映像を作成したりするには、この内蔵グラフィック機能で十分に事足りるようになっています。
でないとパソコンとしての機能に問題が生じてしまいます。
内蔵グラフィックてなんじゃ!? 内蔵グラフィックは、2種類あります。
オンチップグラフィックとオンボードグラフィックです。
今の主流は、オンチップグラフィックです。
ひと昔前はオンボードグラフィックです。
オンチップは、CPUにGPU(の機能)が組み込まれていることを示しています。
オンボードは、マザーボードにGPUの機能が組み込まれていることを示しています。
共に同時期に売られている市販の拡張グラフィックボードよりも数段能力が低いのです。
一般的には、例えば現在最新のCPUに組み込まれているGPUの機能は、8〜10年位前に売られていたその当時最新の拡張グラフィックボードに搭載されているGPUと同程度と言われています。(本当かどうかは知らないけど)
ちなみに私のPCの環境は下記です。

私のPCは、内蔵グラフィック(オンチップ)のINTEL HD Graphics 4400で動作しています。
拡張グラフィックボードは載せていません。
この環境で、アウトブレイクのFILE1とFILE2のハードウェア描画の3倍描画でスピード落ちなしでプレイが可能です。
少なくとも2倍描画には全く問題なく、3倍描画は、アンチエイジングなど細かい設定(負荷がかかる設定)を外してしまえば問題ない状態です。
4倍描画はとたんにフレーム落ちしてスピードが極端に遅くなります。
つまり、拡張グラフィックボードがなくても内蔵グラフィックで「通常の3倍」の描画ができれば、アウトブレイクをPCSX2で十分に堪能できるといえます。
従って、あなたのPCが私のPCの環境より良い環境ならば、問題ないだろうし、私の環境よりも悪くても、通常の2倍の描画精度でスピード落ちなしでプレイが可能ならば、十分にPS2より高画質プレイが楽しめます。
通常の2倍の精度で、スピード落ちをしてしまうならば、PS2エミュレータを導入してもあまり意味はありません。
しかし、もし通常の2倍の精度でスピード落ちをしてしまうならば、対策をすれば改善も可能なのです。
対策改善には、二つのアプローチがあります。
・ハードウェアの対策 (お金がかかる。大幅な改善が可能。ただしPCの形状などによってできることが限られる)
・ソフトウェアの対策 (お金はかからない。ただし大幅な改善は見込めない)
です。
見せてもらおうか! 内蔵グラフィックの性能とやらを! あなたのPC(僕のPC)に、拡張グラフィックボードが搭載されていなくても(内蔵グラフィック機能でも)2007年10月(今から年前)の当時最高クラスだった8800GT相当か、それ以上の機能を持っていれば問題ないということになるわけですが、そもそもなにを基準に何をどうやったらそれがわかるのでしょうか?
確認するとしたら、ベンチマークテストを実施してみるしかなさそうです。
このベンチマークテストそのものを理解したりテストすることは、すぶの素人の私が解説することはとても難しいのです。
そこで、私のPCを基準にして、わかりやすいベンチマークテストをしてもらい、私の結果とあなたの結果と比較してもらえば、あなたのPCで、(PS2エミュレータ上で)アウトブレイクが通常の3倍で動くかどうかがある程度推測できるではないかと考えました。
で、素人の私でも、比較的理解しやすい(日本語または簡単な)3DCGゲームに特化したベンチマークテストはないものかと探してみたところ、下記二つがなんとなーくいいかなぁと思いました。
ベンチマークテスト |
なんとなくいいなぁと思った理由 |
PC版バイオハザード5専用の
ベンチマークテスト
|
同じCAPCOMでバイオハザードだし
設定も結果の見方も簡単でわかりやすかった。 |
無料版
Heaven Benchmark 4.0
|
ロシア製?だけど、グラフィックが綺麗で見ていて楽しかった。
ウザい広告とかごちゃごちゃしたわけわからない英語のメッセージや
高い有料版を買え買えと五月蠅いことを言わないのが好感が持てる。
結果もわかりやすかった。 |
この二つが、本当に良いベンチマークのテストであるかなんて私にはわかりません。
きっとこういったことに詳しい方が見たら、もっといいのがあるよとか、こういったテストをしないとダメだよ思われるかもしれません。
でも、これで良いのです。理由は導入テストが楽で簡単だったからです。
また、私の環境を基準にしてもらって比較してもらうだけのことなんで、たぶんこれで十分です。
まずはダウンロードとインストールしてみましょう。
内蔵グラフィックとやらの性能でバイオハザード5は遊べるのか? PC版バイオハザード5専用のベンチマークテストはここからダウンロードします。(581MByte)
このテストをすることによって、PC版のバイオハザード5が快適に遊べるかどうかがわかります。
インストールします |
|
 |
 |
インストール後起動します |
やがてメニューがでます |
セッティングはデフォルトのままです |
 |
 |
 |
ベンチマークテストAを実行 |
10分ぐらいデモプレイを見ます |
結果 |
 |
 |
 |
AVERAGE 23.2 FPS RANK C
動作が重くプレイに支障があります。
設定を調整しもう一度お試しください。
|
|
ベンチマークテストBを実行 |
3分ぐらいデモプレイを見ます |
結果 |
 |
 |
 |
AVERAGE 19.5 FPS RANK C
動作が重くプレイに支障があります。
設定を調整しもう一度お試しください。
|
|
PC版 バイオハザード5 ベンチマークテスト |
負荷 |
低い ← → 高い |
設定 |
スクリーン解像度 |
800x600 |
1024x640 |
1280x720 |
1280x920 |
1680x1050 |
1920x1080 |
フレームレート |
可変 |
可変 |
可変 |
可変 |
可変 |
可変 |
可変 |
可変 |
アンチエイリアス |
オフ |
オフ |
オフ |
オフ |
オフ |
オフ |
x4 |
x8 |
モーションブラー |
オフ |
オフ |
オフ |
オフ |
オフ |
オフ |
オン |
オン |
影品質 |
低 |
低 |
低 |
低 |
低 |
低 |
中 |
高 |
テクスチャ品質 |
低 |
低 |
低 |
低 |
低 |
低 |
中 |
高 |
画面クオリティ |
低 |
低 |
低 |
低 |
低 |
低 |
中 |
高 |
テスト
結果
|
テストの種類 |
A |
B |
A |
B |
A |
B |
A |
B |
A |
B |
A |
B |
A |
B |
A |
B |
内蔵
グラフィック時
INTEL HD
Graphics 4400
|
ランク |
A |
A |
A |
A |
B |
B |
B |
B |
B |
B |
C |
B |
C |
C |
C |
C |
平均
FPS
|
86.7 |
78.2 |
61.6 |
68.9 |
49.1 |
54.2 |
40.5 |
47.1 |
31.6 |
35.6 |
29.3 |
31.8 |
11.8 |
18.2 |
7.2 |
9.1 |
印象 |
なめらかに動くが
画面の質は悪い
|
なんとか誤魔化しながら
プレイできるレベル。
|
もはや絶望的な動きの悪さ |
テスト結果、低解像度で、低品質の設定ならば、RANK Aとなりゲームは可能なことがわかりました。
しかし、高解像度で、高品質の設定だと、とてもゲームができない状態です
内蔵グラフィックとやらの性能でHeaven Benchmarkとやらも試してみる 無料版のHeaven Benchmark 4.0のベンチマークテストをここからダウンロードします。(FREE DOWNLOADよりDLしてください)
このテストをすることによって、一般的な3DCGのゲーム描画の機能がわかるぽいです。
インストールします |
|
 |
 |
インストール後起動します |
セッティングは下記にしてみました |
RUN をCLICKで実行します |
 |
|
 |
デモが動き出すまで待ちます |
動き出したらF9を押して
BENCH MARKING テストを開始です。
|
全てのシーン(26シーン)
が終了するまで待ちます。
|
 |
 |
 |
Heaven Benchmark 4.0 (無料版)
16:9 の画面サイズのみ確認
|
DirextX |
DirectX11 |
DirectX9 |
DirectX11 |
負荷 |
低い ← → 高い |
基本 |
高い |
最高 |
プリセット指定 |
CUSOM |
BASIC |
EXTREAM |
CUSTOM |
設定 |
スクリーン解像度 |
640x360 |
950x540 |
1024x576 |
1260x720 |
1366x768 |
1600x900 |
1290x1080 |
1260x720 |
1600x900 |
1290x1080 |
Quality |
Low |
Midium |
Ultra |
Ultra |
Tessallation |
Disabled |
Disabled |
Extream |
Extream |
Stereo3D |
Disabled |
Disabled |
MultiMonitor |
Disabled |
Disabled |
Anti-Aliasing |
Disabled |
x2 |
x8 |
x8 |
テスト
結果
|
内蔵
グラフィック時
INTEL HD
Graphics 4400
|
SCORE |
1521 |
893 |
834 |
669 |
602 |
481 |
371 |
444 |
102 |
76 |
平均FPS |
60.4 |
35.5 |
33.1 |
26.6 |
23.9 |
19.1 |
15.0 |
17.6 |
4.2 |
3.6 |
結果、滑らかに動いたのは、低解像度(640x360)で、かつ低品質の設定です。
それ以外はカクカク動く感じです。
バイオハザード5および、Heaven Benchmarkのベンチマークテストをしてみた結果、恐らくですが、とても低い評価であろうと予測できます。
とてもこの私の環境では、最新の3DゲームなどPCではできないと思われます。
しかし、PCSX2上でアウトブレイクをするには、十分であることはわかっています。
もし、あなたの環境で上記のような結果になったとしても、それほどめげる必要はないです。
いくつか手はあります。
ハードウェアを対処することによっても改善できるし、ソフトウェア的な対処も可能です。
「デニム曹長! こいつ…まだよく動かないみたいです」 「やめるんだジーン! 我々の目的はあくまでも偵察だぞ! 」 編 もし、私のPCに拡張グラフィックボートとやらを搭載したらどうなるのだろうか?
という疑問と欲が生じてきました。
今の私のPCは、アウトブレイクを動かすには十分であることはわかっています。
事実、3倍のハード描画は、実現できていますし、それで満足のいく動作が可能です。
またそれ以上の描画精度を求めたとしても、ゲーム上の画面はおそらく変わらないです。
つまり。今のところ拡張グラフィックボートを搭載させる必要はないのです。
しかし、もし拡張グラフィックボートを搭載したらどうなるんだろう?という疑問もあるわけです。
この展開はなんなんだろう…どこへ向かおうとしているのか…文章としても物語としても、ちゃんと着地するのか?
さっぱりわからなくなってきたけど、試してみる価値はある…ような気もする?
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