BIOHAZARD OUTBREAKで使用されている背景などのイメージデータは、大変きめ細かく美しいです。 本当に丁寧に一つ一つ作り込みがされています。 その美しさときめ細かさはPlayStation3レベルです。そのままPlayStation4に移植してもなんらひけをとらないでしょう。 しかし、残念ながらPlayStation2の実機では、その本来の美しさときめ細かさを出し切れていません。 またOPTIONのBRIGHTNESS ADJUSTの値を大きくしないと画面が暗すぎてよく見えないことも問題となりました。(この値を大きくすると画面が白っぽくなって発色が良くありません) この為、バイオハザードアウトブレイクシリーズは、画面が綺麗ではないというイメージがついてしまいました。 実にもったいない話でした。
PCSX2のエミュレータで高解像度に描画できる環境をお持ちの方は、そのきめ細かさと美しさの状態でプレイが可能です。 ところで、Wiiで発売されたガンアクションシューティングの「バイオハザード・アンブレラ・クロニクルズ(2007年11月15日発売)をご存知でしょうか? これは、後ほどその続編となる「バイオハザード・ダークサイド・クロニクルズ(2010年1月14日)と合わせてDISC1枚となり、HDDリマスター版として移植され「バイオハザード クロニクルズ HDセレクション」(2012年6月28日発売)としてPlayStation3にも移植されています。
バイオハザード・アンブレラ・クロニクルズでは、ジルとカルロスがラクーンシティから脱出する物語の「ラクーン市壊滅事件」のステージで発生・突破・異界・死守のデータがそのまま使用されています。 また、エイダ・ウォンが活躍する「シークレットシナリオの瀕死」でも突破のデータが、死神ハンクが登場する「シーマレットシナリオのThe 4th Survivor」でも死守のデータが使用されています。 なお、出現するゾンビやクリチャーもアウトプレイクのデータがたくさん流用されています。 次の動画を観れば一目瞭然です。
つまり、アウトブレイクの背景などのデータは、PlayStation3にそのまま使えるだけのポテンシャルを持っているのです。 その美しいテクスチャデータは実機のPlayStation2では実は、宝の持ち腐れだったのです。 下記は、発生で使われている背景などのテクスチャデータのごく一部です。 きめ細かに美しいデータが使用されていることがよくわかります。
前置きが長くなりましたが、本項では、各シナリオの背景や小物などのテクスチャの変更方法について記します。 まずはこちらのテスト動画をご覧ください。 これは咆哮の一部の背景テクスチャを変更してみたものです。 背景などのテクスチャは、SLD形式のファイルで作成されています。 このSLDファイルは、一つ一つは小さく、これを立体的なオブジェクトに沢山並べて張り付けることによって、道、壁、床、扉、ビル、テーブル、車、小物、光、炎などのエフェクトなどなど様々なものを表示しています。
SLDファイルはシナリオ単位で膨大な数のファイル郡です。 もしあなたがその気があれば、その中のテクスチャデータを見つけ、その内容を変更することが可能です。 しかし、大量なファイル郡の中から自分が変更してみたいものを見つけるのはかなり苦労するでしょう。 また、SLD形式のファイルは、通常のグラフィックエディタで開くことはできないようです。 もしかしてプラグインなどで開けるエディタがあるかもしれませんが、調べてみても見つけることができませんでした。 そこで、SLDファイルを閲覧・編集が可能な形式に変換する必要があります。 手順として次のようにします。
必要なソフトウェアについて
展開したファイルを例えば、
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||